最初に要点を言ってしまうと、「トンマナ」が守られていないセミナーのWebサイトは、おそらく非常に厳しい運営を強いられるでしょう。
トンマナがなければ、自分たちの伝えたいことを、うまく伝えられません。
逆に言えばトンマナを守っているセミナーのWebサイトは、より強い訴求能力を有するようになります。
ここまで言えば、トンマナというものが、いかに重要なファクターであるか理解してもらえるはずです。
とはいえ、
✅ トンマナの何がそんなに重要なの?
という人も多いでしょう。
本記事では「トンマナ」について、詳しく解説します。
ぜひ、参考にしてください。
そもそもトンマナとは?
トンマナは、「トーン・アンド・マナー」のことです。
わかりやすく言い換えれば、「Webサイトや広告におけるデザインの方向性」というような意味になります。
デザインと言うとイラストやカラーリングを連想するでしょう。しかし実際には、文章にもトンマナがあります。
文章やイラスト、カラーリングの元に「トンマナ」があることで、より訴求力の高いコンテンツが作られます。
トンマナの役割
トンマナの役割は、大きく分けて3つあります。
そして役割であると同時に、メリットでもあります。
コンテンツをわかりやすくする
最大の役割は、やはり「コンテンツのわかりやすくする」ということ。
トンマナがあれば、読者にとって理解しやすく、態度変容も起こりやすくなります。
たとえばマリンスポーツに関するWebサイトがあったとしましょう。
だとするとマリンスポーツにふさわしいトンマナを用意する必要があります。
あくまでも一例ですが、
- カラーリング(ex.海を連想させる青色)
- イラスト・フォト(ex.ジェットスキー)
- 文章構成(ex.「!」を多用して、読者の期待感を煽る)
- 字体(ec.ポップかつシャープ)
といったものが、適切なトンマナとなります。
このようにコンテンツをわかりやすく表現し、読者に伝えるのがトンマナが持つ最大の役割です。
ブランディング
トンマナには、「ブランディングする」という効果があります。
トンマナを統一することで、商品やサービスは強いブランド力を持つようになります。
具体的には、
- イメージカラー
- フォント
- 文調
- 表記方法
- 使用を避けるべき単語
などを統合することで、ブランディング効果が生じます。
ロックバンド「ポルカドットスティングレイ」のWebサイトを、例に取ってみましょう。
ポルカドットスティングレイは、黒猫のキャラクター「ビビ」をイメージアイコンとしています。
(引用:ポルカドットスティングレイ)
ビビは、ファンから絶大な支持を受けているキャラクターです。
Webサイトでは、ビビを前面に押し出すことで、よりキャッチーな印象と、バンドの「らしさ」が演出されています。
さらに「ポルカドット」という名称を表現するように、背景にはドットを配置。
カラーリングは薄いパープル基調で、バンドの性格を明確にアピールしています。
(引用:ポルカドットスティングレイ)
これでポルカドットスティングレイが、「やや脱力感のある、キャッチーなバンドである」ということブランディングされるわけです。
このようにトンマナを用いて、ブランディングすることが可能です。
セミナーにおいても、間違いなく活かすべきポイントと言えます。
作業内容の統一
トンマナが統一されていれば、作業内容も統一されます。
そして作業内容が統一されることは、メリットとなり得ます。
なぜなら作業内容が統一されていると、作業する人員に迷いがなくなるからです。
たとえば、
- メインカラーは「青」
- フォントは「ゴシック」
- 文調はマニュアルでさだめたもの
- NGリストにある単語は使わない
ということが、事前に設定されていたとしましょう。
すると、「ここのトンマナは、どうしようか?」ということについて考える必要はなくなります。
つまり、迷いがなくなるというわけです。
逆にトンマナが定まっていなければ、逐一何かしらで迷わないといけなくなります。
そして仕上がりも、トンマナによる制御が取れていない、ちくはぐなものとなってしまうのです。
トンマナを意識するということは、作業内容を統一し、なおかつ効率化する効果もあるということです。
セミナーにおけるトンマナ
もちろん、セミナービジネスにおいてもトンマナは重要です。
特にセミナー受付ページにおいて、トンマナを統一することには、たいへん大きな意味合いがあります。
トンマナが統一されていれば、上述したとおり、
- 読者から見てわかりやすい内容になる
- ブランディングされ、価値認識が高まる
というような効果が得られます。
また、副次的に「このセミナーは、”ちゃんとしている”」というように思ってもらえる効果も期待できるのです。
逆にトンマナがない、あるいはセミナーの趣旨と合致しないのであれば、訴求力は著しく低くなります。
つまり冒頭で述べたとおり、セミナーの運営において苦戦を強いられるでしょう。
要するにセミナー受付ページでは、徹底して理想的なトンマナを追求して落とし込む、というのが重要になります。
まとめ
どんなビジネスにおいても、Webページでのトンマナは、たいへん重要な意味合いを持ちます。
トンマナが統一されているか否かで、大きな違いが生まれてしまうからです。
どんなに素晴らしいセミナーでも、セミナー受付ページのトンマナが不出来だったなら、参加者は集まりにくくなるでしょう。
逆にまだ開催実績が少ないセミナーでも、トンマナに救われるかもしれません。
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